第18回肝細胞研究会は、平成23年6月24日(金)、25日(土)の二日間にわたり東京ガーデンパレス(東京都文京区)にて開催いたします。
本研究会は、徳島大学の市原明名誉教授が中心になって運営してこられた「初代培養肝細胞研究会」を引き継いだもので今回が18回目の開催になります。当初は、肝細胞だけをターゲットにした研究会でありましたが、肝臓でおこる様々な現象を理解するためには、肝細胞のみならず、非実質細胞の研究が不可欠のものであるとの認識の元に、対象を広げて議論されるようになりました。そのため肝臓における、構造、機能、病態、さらには診断や治療などに興味のある研究者が、基礎、臨床にかかわらず参集し活発に議論し、最新の情報を交換する場になってきております。コンパクトな研究会でありますが、毎年の発表、議論を聞いておりますと、独創的な内容の研究が多く、世界をリードする内容のある研究が増えてきていると感じます。しかも若い研究者が、臆することもなく、堂々と議論する姿は頼もしくあります。
今回の研究会におきましても、自由闊達な情報交換の場となりますように、鋭意準備を進めていく所存です。多くの皆様の参加をお待ちしております。
第18回肝細胞研究会 会長
順天堂大学消化器内科
渡辺純夫